久しぶりに早めに起きました。体調もまずまず。
さて、また本を読んでいます。この本(新賢明なる投資家)はまだ上巻しか読んでいませんが、投資を考えている人は必読だと思います。お勧めです。下巻も予約していますので楽しみです。
新賢明なる投資家 上 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法」 ベンジャミン・グレアム & ジェイソン・ツバイク(著)
ウォーレン・バフェットさんが推薦しているということで読んでみました。なんと本人が前書きに寄稿されています。
1949年に初版、1973年に第4版が出版された「賢明なる投資家」に注釈を加えて2005年に発行されたものです。原文+注釈という形で、原文はちょっと内容が古い所はありますが、注釈で現在の状況を捕捉しています。注釈が後ろにあるので、読みにくさはあるかもしれません。また、米国だけでしか通用しない話(税金とか)もあります。
投資家(人間)の特性が明解に書かれている
投資方法よりも、人の性質により結果が変わってくるということが明快に説明されています。
- 人間は投機が好き(短期の結果を求める。株が上がっている時は買いたくなり、下落していると売りたくなる)
- 個別株を買っていると短期取引(投機)をしたくなる
- 楽観的な予想をしがち
そこからどう投資するべきかを導き出しています。
- 50%を株で、50%を債券で運用するのが基本
- インデックスファンドを買う
- ドルコスト平均法を利用する
防衛的投資家(投資に労力を掛けない投資家)は、これが一番だという結論だと思います。
積極的投資家について
この本では、個別株を買うような投資に労力をかける投資家を、積極的投資家と呼んでいます。
この上巻では全般的な話で、個別株の選び方もざっくりとした話しかありません。副題が「 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法」にしては説明が少ないので、詳細は下巻の方なのでしょう。
インフレについての記載
株はインフレ対策の特効薬ではなく、マイルドなインフレであれば追従するが、極端なインフレになれば株も下がると説明されています。
注釈で、以下についても書かれていました。
- RIETはインフレ対策となりうる
- インフレ連動ファンドというインフレに従って価格が上がるファンドがある
インフレ連動ファンドは知らなかったので、これを知れただけでも読んだ価値がありました。
投資を本気でやる気になったら手元に置いておきたい本です。インフレ連動ファンドはポートフォリオに組み入れたいと思います。