今日は風のある外の方が涼しいかもしれない。
引き続いて技術系の話です。
会社でYii2と呼ばれるPHPのウェブサービスを動作させるフレームワークを使うことになったので、使い方をメモして行きます。
Yii2を動作させる準備
自分のWindowsマシンでYii2を動作させ、そこで開発します。
Yii2はApache, MySQL (or MariaDB), PHPが動作する環境が必要です。これらがセットでインストール&設定できる、Wamp serverというWindowsのアプリケーションを使用します。WSLに構築してもいいですが、会社でwampが使われているので、合わしておいた方が良いでしょう。
WampServer download | SourceForge.netからダウンロードしてインストールすれば、特に設定は必要ありません。ただ私の場合、何故かmariaDBが動作しませんでした。まあMySQLを使うので起動しないよう設定して気にしないことにしました。
Yii2のインストール
composerを使ってyii2をダウンロードします。
$ composer create-project --prefer-dist yiisoft/yii2-app-advanced yii2-application
を実行すると、advancedのテンプレートがyii2-applicationのディレクトリにダウンロードされます。yii2-applicationは別のディレクトリを指定してもいいです。
- (補足1) 最初のcomposerの実行は初期設定で時間がかかるので、-vvvオプションを付けて実行すると途中経過が見られて安心です。
- (補足2) テンプレートにはadvancedとbasicがあり、普通はbasicの方がお勧めです。私は会社で使われているのでadvancedにしました。
- (補足3) Wamp serverのApacheで使う場合には、Windowsから見える所に置く必要があります。例: C:\wamp64\www
初期設定
ダウンロードしたディレクトリ配下にある、init (Windowsの場合はinit.bat)を実行します。Development(開発環境)かProduction(本番環境)を選択するよう言われますので、開発中はDevelopmentを選びます。
$ ./init
これだけでもうアクセスできる環境が出来上がります。
アクセスしてみる
C:\wamp64\www\yii-application にインストールしていれば、Wamp Serverを起動して、http://localhost/yii-application/frontend/web/ にアクセスすると、"Congratulations! You have successfully created your Yii-powered application."と表示されるページが出てきます。
追加モジュール
これは必要のある人だけ実行。いくつか追加モジュールを使用しているので追加します。
composer.jsonのrequireフィールドに以下を追加して、
"require": { "php": ">=5.4.0", "yiisoft/yii2": "~2.0.14", "yiisoft/yii2-bootstrap": "~2.0.0", "yiisoft/yii2-swiftmailer": "~2.0.0 || ~2.1.0", "yiisoft/yii2-jui": "~2.0.0", "kartik-v/yii2-dialog": "dev-master", "rmrevin/yii2-fontawesome": "2.10.*", "yiisoft/yii2-bootstrap4": "~2.0.6" },
composer update を実行。
それにしても本当に簡単ですね。