今日はじめじめしています。窓を開けていれば暑くはないのですが、湿気でカビが生えそうな気がします。
さて、先日から始めた英語の勉強の一環で、「基本からわかる英語リーディング教本」を読みました。
基本からわかる英語リーディング教本 薬袋喜朗(著)
読解に特化した文法書です。受験向けの本だとは思いますが、読解に特化していて文法問題を解くための説明がなく、英語学習者向けとしても良いと思いました。例えば普通の受験向け文法書だと、後ろに不定詞になる動詞はなどの説明があったりしますが、この本にはそういった説明はありません。
良い点
英文を読むのに十分な知識が身につく
基本的には多読により英語をそのまま理解していくのが望ましいとは思っています。ただ、その前段階として、このような文法的な観点からの知識を身に付けておいた方が、結果的に習得が早まりそうです。
That dance is very popular has been proven by survey.
He is a man come to our town.
みたいなのは、今まで何となくで読んでいましたが、構文で捉えて読むことができるようになりました。
必要事項が38ページに纏まっている
38ページの設問(QA)が用意されており、そこだけを繰り返して解いていくことで、必要事項が身に付けられるように工夫されています。
気になった点
用語説明が不十分
例えば、関係形容詞のwhat, 関係詞のwhat, 疑問詞のwhatと、いろいろな呼び方が出てきますが、みな同じようなものを指しています。
- 関係詞のwhat = 関係代名詞のwhat + 関係形容詞のwhat + 関係副詞のwhat
- 疑問詞のwhat = 疑問代名詞のwhat + 疑問形容詞のwhat
なんだろうなと予想はつきますが、本文では説明がありません。この辺りは別の文法書も見た方がいいのかもしれません。
日本語にふらつきがある
例えば以下のようなもの。
- <形容詞>の働きは?という設問に対する回答に、「<名詞>を修飾する」と「<名詞>にかかる」の二種類の答え方がある
- 「名詞で、主語」と「名詞で主語」のように読点のあるなしの違い
- 過去分詞形を、「過去分詞」と「p.p.」の二種類の呼び方をする
細かい話ではありますが、違う書き方をされると、その違いに何か意味があるんじゃないかと考えてしまうので、その部分は参考書としては今一つと思います。
説明の部分は一通りは読み終わったので、QAの部分を繰り返すために、フラッシュカードにして、スマホに入れてしまおうと思っています。