47歳でやむなくセミリタイア

病気のためセミリタイアをすることに。現在は週20時間程度のバイトをしています。その他、雑多なことを記録として書いています。

読書記録「嫌われる勇気」「死ぬ瞬間と死後の生」

今日は肌寒い天気でした。バイトでとても疲れました。東京では新型コロナの陽性が過去最多となるなど、どうなることやらという感じです。

さて、今日は読書記録です。読んだのは「嫌われる勇気」「死ぬ瞬間と死後の生」の二冊です。

嫌われる勇気 北見一郎(著) 古賀史健(著)

一時期とても話題になった本ですよね。何となく題名で敬遠していたのですが、まこなり社長の以下の動画を見て、借りてみました。


アドラー心理学「嫌われる勇気」を読むだけじゃ意味がない

読んだ感想としては、これはアドラー心理学の入門書(紹介)だなと思いました。読んで考え方に深く共感できるという場合はいいかもしれませんが、読んでいて何か疑問点が出て来たとか、違うんじゃないか思ってしまったという場合には、この本だけでは不十分と感じます。この本は、「アドラー心理学では~~~」と考えますというだけで、それを納得させるだけの説明はありません。

ただ、考え方自体は「反応しない練習」で語られている「今ここに集中する」などの、仏教的な考え方に近い所があり、日本人に受け入れやすそうなので、これだけ話題になったのでしょうか。

「死ぬ瞬間」と死後の生 E・キューブラー・ロス(著)

以前、読書記録(読書記録「虹とひまわりの娘」 - 47歳でやむなくセミリタイア)にも書いた「虹とひまわりの娘」の中で言及されていた「死後の真実」に興味を持ったのですが、Amazonのレビューに「死後の真実」は日本語訳が今一つで、こちらの本の方がお勧めだと書かれていたので、こちらを借りてみました。

作者のロスさんはホスピスを広められた終末医療を専門とする精神科医で、その体験(神秘体験、臨死体験を含む)をもとに多数の講演を行っており、この本はその公演の内容を纏めたものになっています。重い内容の本なのですが、講演に定評のある人だけあって、読みやすく結構さらっと読めてしまいました。

嫌われる勇気と続けて読んだのですが、アドラー心理学では「一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」とされているのに対して、ロスさんは、「人は神(創造主)から目的を与えられて生まれてきている」と考えており、対照的で面白いなあと思いました。

内容的には死後の生とか臨死体験とかなので、そこまで共感できなかったのですが、作者の体験が多く語られており、伝記を読むような感覚で最後まで興味深く読むことができました。