47歳でやむなくセミリタイア

病気のためセミリタイアをすることに。現在は週20時間程度のバイトをしています。その他、雑多なことを記録として書いています。

読書記録: 「幻の女」

突然ですが、転けそうになって、足をひねって捻挫してしまいました。歩くのが辛い。

という訳で、今日は家にこもって読書をしていました。

幻の女 ウイリアムアイリッシュ(著)

この本は、「東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣」という本の中で紹介されていたのがきっかけで、図書館で借りて読んでみました。
海外ミステリーの古典で、海外ミステリーの人気投票などでは必ず上位に食い込むそうです。
「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。(原文: The night was young, and so was he. But the night was sweet, and he was sour.)」という冒頭が有名らしい。

読み始めると止められずに、一気に最後まで読んでしまいました。推理小説というよりも、サスペンス小説です。推理物としてみると、ちょっと捜査や裁判のずさんさが気になるかもしれない。
雲を掴むような手がかりから、主人公の無実を証明できる唯一の証人「幻の女」を追っていくストーリーが見事です。

余り推理にこだわらず、一気に読んだほうが楽しめる傑作だと思います。おすすめです。