体調が復活しないので家にこもって、ゲームの日本語化の翻訳作業を休み休みしながら、図書館から借りてきた本ばかり読んでます。
銀河パトロール隊 レンズマン・シリーズ E.E.スミス(著) 小隅黎(訳)
あるメーリングリストでお勧めされていたので読みました。昔アニメにもなったレンズマンの原作小説の第一作目です。古き良きSF小説という感じ。最近の人に分かり易く言えば、俺tueee系小説です(笑)。アリシア人という超越者に与えられた超能力で悪人をなぎ倒すというストーリーです。さすがに最近のライトノベルほど無双するわけではありませんが、俺tueee系が全くダメという人にはお勧めできません。
シリーズの最初ということもあって、メインは主人公一人と敵方一人で、登場人物が増えるとわからなくなるという人にも読みやすいかと思います。シリーズは7巻までありますので、落ち着いたら続きも読もうと思います。
姑獲鳥の夏 京極夏彦(著)
これを原作にしている漫画が面白いという話がtwitterで流れてきてまして、どうせならということで原作の方を読んでみました。読み終わった感想は、これどうやって漫画にしたんだろうです。描写的にもストーリー的にも漫画にできるんだろうか。漫画の方も評判良いので、読んで見たいと思います。
内容的には現代版陰陽師に推理を混ぜた感じです。推理物に怪奇物を混ぜると種明かしのところはがっかりということが多々ある(ひぐらしのなく頃にとか)のですが、これはまずまずまとまっています。これ京極夏彦の処女作なんですね。詳細まで調べつくして書かれているのだと思います。
両方ともお勧めとまではいかないですが、読んで損のない本だと思います。