今日も暑かった。今年の夏の電気代は高くなりそうです。今日はバイトは休みでしたが、ちょっと部屋の掃除をしただけで疲れ果ててしまいました。
さてそれはともかく、Windowsのキー割り当てをemacs風に変更するために、keyhacというアプリを使っていたのですが、「のどか」というアプリに切り替えました。 自分用に設定をメモしておきます。
keyhacの不満点
keyhacは設定が簡単で大きな不満はないのですが、一つだけ問題があり、IMEで変換中の文字があるかどうかの判断ができません。このため、変換中の文字がある時の動作を変えたくても変えられません。
私が特に気になるのは、ctrl-k (行末まで切り取り)の動作で、IMEオフの場合は行末まで切り取り、IMEオンの場合にはWindowsにそのまま渡す設定にしていました。しかし、IMEオンの時に切り取ろうとctrl-kを押してもダメで、IMEオフにしてやり直すという操作を良くしていました。
また、(ctrl+pを↑ボタンに割り当てているので)変換中の文字をctrl+pで英数に変換できないのも地味に面倒でした。
という訳で、「のどか」の登場となりました。
のどか
元々は「窓使いの憂鬱」というフリーウェアがあり、このアプリがWindows 7で開発を終了し、それを引き継いで開発されたのが「のどか」です。「のどか」はシェアウェアで1,800円となっています。
既に記憶があやふやですが、Windows 8辺りでデバイスドライバに署名が必要になり、それにお金がかかるということで、「窓使いの憂鬱」の開発が終了、シェアウェアとしてお金を集めて、デバイスドライバの署名を獲得したのが「のどか」という流れだったと思います。
私も以前は「窓使いの憂鬱」を使っていたのですが、色々とさまよって結局「窓使いの憂鬱」系列の「のどか」に戻ってくることになりました。
「のどか」のインストール
以下の本家のサイトから「のどか」を購入すると、ダウンロードサイトと(zip展開用)パスワードが送付されてくるので、ファイルをダウンロードして展開します。
インストールは少し特殊で、
- 対応するデバイスドライバ(x64\nodokad.inf or x86\nodokad.inf)を右クリックメニューからインストール
- nodoka-4.30_setup.exe を起動してインストール
という手順になるので注意が必要です。
のどかの設定
dot.nodokaに以下の設定を行いました。基本的には、最初からあるEmacsEditを使いますが、Windowsのコピーペーストに慣れてしまったので、ctrl+X,C,VはWindowsのキー割り当てのままにしています。また、ctrl-oはIMEオン/オフとして使うので無効にしてあります。
include "109.nodoka" # 109 キーボード設定 define ZXCV # 109.nodoka の下でないと有効にならない include "default2.nodoka" # Emacs ライク メモ帳のみの設定 key *Esc = *Esc # default2.nodokaでEscが全角/半角となっているのをキャンセル keymap Global key C-A-D = &DescribeBindings # 現在のキーバインド情報をログ出力 key S-F1 = &DescribeBindings # 現在のキーバインド情報をログ出力 key C-S-A = &WindowClingToLeft # ウィンドウを左に寄せる key C-S-E = &WindowClingToRight # ウィンドウを右に寄せる key C-S-P = &WindowClingToTop # ウィンドウを上に寄せる key C-S-N = &WindowClingToBottom # ウィンドウを下に寄せる key C-S-Left C-A-Left = &WindowMove(-16, 0) # ウィンドウの移動 key C-S-Right C-A-Right= &WindowMove(16, 0) # 〃 key C-S-Up C-A-Up = &WindowMove(0, -16) # 〃 key C-S-Down C-A-Down = &WindowMove(0, 16) # 〃 key C-変換 = 変換 keymap EmacsEdit key C-O = C-O # C-O はIMEのオン/オフに使う(Windows側でアサインする) key C-ReverseSolidus = C-Z # UNDO を C+\ に割り当て window Chrome /CHROME\.EXE/ : EmacsEdit window Brave /BRAVE\.EXE/ : EmacsEdit window Excel /EXCEL\.EXE/ : EmacsEdit window Outlook /OUTLOOK\.EXE/ : EmacsEdit window Skype /Skype\.EXE/ : EmacsEdit window Word /Word\.EXE/ : EmacsEdit window PowerPoint /POWERPNT\.EXE/ : EmacsEdit window Edge /msedge\.exe/ : EmacsEdit window Acrobat /Acrobat\.exe/ : EmacsEdit # Acrobat Readerの保護モードを解除する必要があり
注意点1: define ZXCVの位置
設定ファイルの define ZXCVの位置ですが、include "109.nodoka" の前にあると何故か有効になりません。そのため、include "109.nodoka"の直後に置いてあります。
注意点2: IMEのオン/オフは「のどか」では行わない (Windows IME設定で行う)
最初は「のどか」で行っていたのですが、時々動きがおかしくなるということでググってみたら、以下のページを見つけました。
症状もここにある通りだったので、WindowsのIMEのキー設定で、IMEオン/オフのキーアサインをすることにしました。
Microsoft IMEの場合には、タスクトレイからIMEのオプションを開き、「プロパティ」→「詳細設定」→「キー設定」で、IMEオン/オフを行いたいキー(Ctrl+O)の「入力/変換済み文字なし」の所を「IME-オン/オフ」に変更します。
注意点3: Acrobat Readerで「のどか」を有効にしたい場合には保護モードを解除する。
保護モードが有効な状態では、「のどか」によるキーバインド変更が有効になりません。 「acrobat reader 保護モード 解除」でやり方を検索して、保護モードを解除します。
少し使ってみましたが問題はなさそうです。もうちょっと早く乗り換えても良かったかもしれません。確かWindows 7から10に乗り換えた時、何かの理由で乗り換えなかったんですよね。もう何があったか思い出せません。